【使い方】ドイツ語だけじゃなく、英語や中国語も学べる「italki」の魅力を紹介
- 2020.05.25
- 語学学習法

こんにちは。
『るくせんブログ』を運営しているLEE(@luxemblogvonlee)です。
ネイティブスピーカーと話す。
誰もが知っている外国語を上達するために一番手っ取り早い方法です。
ただ外国語を習いたての人と、ネイティブスピーカーは話したがりません。
喋るとなると、頭が真っ白になり発音も文法も間違いだらけ、それなら3歳児と話すほうがよっぽどましだから。
これは外国語を後天的に習うすべての人が通る道なので、特段気にする必要はありません。
重要になってくるのは、適切な人を見つけ外国語学習を手伝ってもらうこと。間違えたときでも、励まし丁寧に教えてくれる、そんな人を探すこと。
以上の2つが大切になってきます。
けど、どうやって教え方が上手で、なおかつ自分に合った人を探すのか?
その答えはインターネットにあります。
ここ数年間、僕はドイツ語だけではなく英語や中国語を会話ができる状態にして、「italki」というネイティブの講師を探せるサイトで学習してきました。
この記事で、紹介することは5つ。
①italkiについて、簡単な説明
②italkiで自分に合う教師を探す方法
③italkiを使って、効果的に勉強する方法
④italkiのアプリと現在学べる言語の数
⑤レッスンで役に立つ、おすすめの会話アイデア
他にもYoutubeにアップロードされている実際のレッスン動画を記事内に載せました。
留学ができなくても大丈夫、日本で外国語をペラペラにしていきましょう!
italkiについて、簡単な説明
italkiは、ネイティブスピーカーとオンライン上で外国語を使い会話ができるサイトです。
サイトの特徴は主に2つ。
一つは無料で言語パートナーを探し、外国語を学んび、その代わりに自分が日本語を教える言語交換の機能。
もう一つは、有料でプロまたはセミプロの講師から外国語が学べる機能。
それぞれの講師は自分を紹介するプロフィールページを持っていて、基本的にどの講師でも以下の情報を記載しています。
- 講師の動画と自己紹介
- いつ空きがあって、値段はいくらなのか
- どの言語を教えているのか、どの言語が母国語なのか
- 講師の評価、今まで受け持った生徒の数、レッスンはどれくらい行ったかなど

- 彼女の場合、ビデオのレッスンだけではなく、チャットのみで行うレッスンも提供している
italkiでは、他のオンライン会話サイトとは違い、各々の講師が自分に合う教材を使い多種多様なレッスンを提供しています。残念ながら無料体験はないですが、基本的にどの講師もトライアルレッスンを提供しているので初回はお得です。
フィルター機能にある「言語」「料金」「スケジュール」「講師のタイプ」「カテゴリ」を使って、数ある講師の中から自分に合う講師を探すこともできます。
いきなり合う講師を見つけるのは難しいので、3〜10人くらいトライアルレッスンを受けて、気に入った講師のレッスンを定期的に取っていくのがオススメです。
プロではない講師もいますが、誰でも登録できるわけではなく、italkiが課す審査を通った人のみ講師としてレッスンを行うことができます。
レッスンの平均的な金額は1,000円くらいです。中には3,000円を超える方もいますが、高いからといって自分に合う講師とは限らないので、必ず何回か受けて相性を確認してください。
italkiで自分に合う教師を探す方法
italkiの講師の数はとても多いです。英語だけで約4,000人、ドイツ語は英語に比べると少ないですが、それでも約400人の講師が在籍しています。
最初はどの講師を選べばいいのか分からないと思うので、僕がどういう風に探しているのかを紹介しますね。
以下のポイント4つを留意して探してみてください。
- 指導スタイル:講師がどのようにレッスンを組み立てているか、どんな感じで進行しているのか
- 人間性:自分が嫌と感じることを言わないか、他の文化に対してどのくらい理解できているのか
- 柔軟性:自分のスタイルに固執するか、それとも自分の意見を聞いてくれるか
- 効果:レッスンを受けて効果はでるのか
いくらプロで何年教えていたとしても、人間的に問題のある講師が存在することは否めません。自分の国の文化を無意識に差別していたり、失礼な発言をするなど嫌悪を抱く講師とのレッスンは長続きしないです。
講師歴などに着目するのではなく、ストレスを感じずに楽しんで学べるかへ重点を置けばより継続して学習ができます。
レッスンをたくさん受けてきた中で、講師の指導スタイルを大まかに分けてみると以下の3つになりました。
1. 教室と変わらない一方的なレッスン
残念ながら一部の講師は、画面の前に生徒が一人しかいないことを意識していません。講師がひたすら話し、生徒が熱心に聞くだけで、時おり質問する教室授業と変わらないレッスンを行っています。
人によってはこれが良いと思う人もいるでしょうが、これならマンツーマンでレッスンを受ける必要がないです。生徒が参加する相互型のレッスンでなければ、魅力がなくなります。自分がテキストなどで学んだことを、実践で使えるようにするための場にするべきです。
2. 講師が選ぶテキストに基づくレッスン
僕が受けてきた何人かの講師は、自分が教えやすいテキストを使いレッスンをしていました。様々なテキストを使うことで、「会話したり」「語彙を増やしたり」「リスニング力を向上させる」手助けをしてくれます。
このレッスン方法は一方的に話してくれるレッスンより会話上達に効果的です。それに加え、会話に対し恐怖心や不安を感じている人にとって、テキストに則った会話ができるのは大変助かります。
ただ実際に仕事や日常生活でする会話は、テキストと比べて自由度が高いため、より柔軟な能力が必要になってきます。そのため中級者以上の方にはあまりオススメしません。
3. 自分が主導で会話するレッスン
語学は勉強する上で一番理にかなった方法は、会話をして、それに応じて分からない文法や語彙を学習していくことです。僕的に講師が主体となって色々と話すより、まずは自分から会話をさせてくれるレッスンのが効果的だと思います。
いまの時代は昔と比べて、教材は簡単に見つけることができます。一方で外国語を話せる人を身近で探すのはまだまだ骨が折れます。
でも講師の中には、生徒に話させるより講師が先導してレッスンを進めるのが効果的だと感じている人がいます。自分の要望に応えてくれる人、聞き役にもなってくれる人を見つけるのが大切です。
なるべく早く流暢に会話ができるようになりたいと考えているなら、1と2に該当しない講師を探すべきです。まだ会話に自身が持てないなら、2の講師で慣れてから3に進んでください。どちらにしろ一方的なレッスンは身にならないので、なるべく受けないほうがいいです。
italkiの講師探しで、具体的に見るポイントはどこ?
一番最初に見るべきは、もちろん「レビュー」です。
講師の評価が悪いのに、その講師を予約しても意味がありません。
次に講師は「今までに何回くらいレッスンをしたのか」を確認するのが大事です。レッスン数が多ければ多いほど、その人の経験値は高く学生の満足度は高いです。満足度が低いのに、レッスンが多いのは何か裏があります笑
レッスン数に対して、生徒の数が少ないということは、それだけリピーターが多いことを意味しています。レビューを見るよりも、こっちを気にして探したほうが良い講師に当たる確率が高いです。
italkiは外国語の会話を上達させる場です。誰もが流暢に話せるようになりたくてレッスンを受けています。でも大抵の人が最初から上手に話せるわけではないので、初めのうちは間違いをとにかく連発します。
良い講師は、間違いをすべて添削するのではなく、レッスンのテンポを崩さないように生徒の心が折れないように、うまいこと塩梅してくれます。
いくら間違いが多くても、話すたびに注意されるとたまったもんじゃありません。間違えることは分かっているけど、チャットやメールと違い瞬時に言葉を発する必要がある会話では、ミスをたくさんするのも仕方がないです。
訂正の頻度は、講師によってはチャットで事前に伝えたりすることで、要望に答えてくれる人もいます。
プロorセミプロの講師、言語交換パートナー、どれが一番おすすめ?
どれがオススメかは、その人の状況によります。まず決めるべきは、講師か言語交換パートナーのどちらにするかです。(別に一方だけでなくても、両方選ぶのもひとつの方法です)
決め手として考えられるのは、いまの自分にあるのは「お金」かそれとも「時間」かです。
学生や社会人に成り立ての人は、自由に使えるお金が少ないかもしれません。この場合は、無料で教えてくれる言語交換パートナーがピッタリです。
一方で貯金がある人は、教育の経験が豊富な講師で勉強を進めていくことをオススメします。
講師で学ぶことを決めたら、次は「プロ」か「セミプロ」かです。
italkiは、プロでなくても登録ができるので、適切な資格を持っていない講師もいます。プロは比較的レッスン料が高いですが、その道のプロなので外国語を始めたての人ほどプロを選ぶほうがいいです。
italkiを使って、効果的に勉強する方法
自分の学習段階にピッタリの講師を見つけたら、次はレッスンを継続的に受けていくことが大事になってきます。
外国語を流暢に話せない人の大部分は、基本的に話す練習が足りていません。語学コースに通ったとしても、授業を受けているだけで会話をしなければ、話す能力なんてのは一向に上がらないです。
マンツーマンなら会話する量が格段に増えますが、それでも週に1回30分では「ペラペラ」になるためにかなりの時間がかかります。
本当に流暢になりたいなら、最低でも週に2時間以上は外国語で話したほうが良いです。この2時間はあくまでも「自分が話す時間」なので、講師の外国語を聞いている時間はカウントしないでください。
講師とのレッスンを自分が支配してやるくらいの心意気で、とにかく喋り続けること。ずっと講師に質問してもらう形で進めると、驚くくらい上達が早くなります。
効率的に、なおかつ早く上達させたいなら1週間のスケジュールは以下のように組むとGOODです。
週に3回はレッスンを受けるようにして、内容は「会話」中心で進める。
ただ1人の講師で、毎週3回を受けるのはオススメしません。なぜならネイティブと言っても、同じアクセントやなまりで話す人なんてのはほぼいないからです。色々な講師の発音やアクセントを聞かないと、実践で話すときに苦労することが多くなるため、数人の講師を確保しておくといいです。
それに1人だけで、もし都合が合わないなんてことが起こると、最低週3回のレッスンを行うのが難しくなります。だいたい5人くらいはお気に入りの講師を選んでおきましょう。
レッスンが始まったら、最低でも2/3の時間は自分が話すようにしてください。講師にしてもらうことは、質問、発音や文法などの添削で十分です。最後の5分間は復習の時間にあてると間違えた箇所が定着しやすくなります。
ただ初学者がいきなりこれをしようとすると大変なので、中級者以上の方にしかオススメしません。習いたてで会話に慣れていないのなら、週2回のレッスンから始めて自分が話すだけでなく講師にも喋ってもらいましょう。
後いくら流暢になるためにitalkiが良いといっても、italkiだけでは語学は上達しません。レッスン外でテキストを使ったりして、インプットをすることが不可欠です。
ー実際のレッスン風景ー
italkiのアプリと現在学べる言語の数
言語の数
italkiで学べる言語の数は、地球上の言語がほとんどあるかってくらい沢山あります。italki側がマイナー言語に制限をかけているわけではないので、アルバニア語やチワン語など他のオンライン会話サイトでは見かけない言語を学べます。(合計数は少なくとも*100以上)
もちろん人気である英語の講師数が最多ですが、ドイツ語やフランス語など大学の第二外国語で学ぶ外国語の講師も多いです。
こと講師数に関しては、italkiが一番ではないでしょうか。
言語交換パートナーにおいても、マイナーな言語を母語とする人が多数いるため、お金をかけずに学習することもできます。
italkiのアプリ
アプリはアンドロイドの方だと質はかなり良いです!
レッスンはアプリでも受けれますが、僕は大きい画面のほうが好きなためパソコンで授業を受けています。
ただアプリ内でレッスンのスケジュール管理が行えるのは、個人的に気に入ってます。どの講師がオンラインなのかひと目で確認できるのもポイント高いです。
アプリでもitalkiのサイトと同様に、言語交換パートナーを探せます。
ドイツ語を学習しているコミュニティに入ると、同じ志の仲間ができるので、ドイツ語に対するモチベーションが下がってきたときはぜひ活用してみてください!
ネイティブだけではなく、外国語として習っている他の学習者と話すのも良い勉強になります。

レッスンで役に立つ、おすすめの会話アイデア
初学者以上の方
①簡単な質問
レッスンが始まる前に、以下の質問を習いたい外国語で翻訳しておきましょう。
- どこに住んでいますか?
- どんな仕事をしていますか?
- 趣味はなんですか?
- 好きな食べ物は何ですか?
- (講師のいる場所)は何時頃ですか?
上記の質問に対しての答えも予め考えておきましょう。(頭が真っ白になったときのように、画面にメモを置いておくと詰まることを防げます!)
質問や答えは、DeepL翻訳やGoogle翻訳などで準備しても大丈夫です。
②自分について
レッスンまでに、自分についての基本的な情報も外国語に訳しておきましょう。初対面の講師なら必ず聞かれることですし、実践でも自己紹介するときに役立ちます。
italkiではSkype等で会話することが多いので、翻訳したのをレッスン開始前にチャットで送るのもいいです。発音の練習に効果的なので、僕は中国語の学習でこれを多用しています。文法や語彙も指摘してくれるため、一石二鳥です。
③一緒にテキストに取り組む
italkiには指定のテキストがないため、自分が使いたいテキストを元にレッスンを進めていくことができます。自分で考えて選んだテキストを使えるのは他のオンライン会話サイトと違うので新鮮です。
テキストがあると特定のシチュエーション、例えば健康についてのチャプターなら、ダイエットや食べ物について説明する際に使える便利なフレーズが学べます。テキストを使用し、ただのスピーキング練習だけでなくフレーズを実際に使うことで、頭の中に定着させて実践の会話で使えるようにすることができます。
ドイツ語だと「Schritte」が最適なテキストです。
④自分の趣味趣向や最近の出来事を書いて並べる
「先週は何をしたのか?」「暇な時にすることは何?」などの質問は頻繁にされるため、予め考えておくと楽ですし、会話のきっかけにもなります。
- 自分が好きなこと5つ
- 自分が嫌いなこと5つ
- お気に入りの場所5選
- 訪れたい場所3つ
- 最近食べて美味しかったもの3つ
- 好きな映画3本
こんな感じに、一覧表にしてメモっておくとフリートークでの沈黙を防げます。日本語でも新しい人と会うときにこれがあると便利です。
30分なら、1つのトピックを講師と共有していけば、あっという間に時間が過ぎていきますよ!
中級から上級
①一覧表をもう一歩踏み込んで作る
先ほど書いた一覧表の例は、初学者向けの簡単なものです。中級者になったなら、瞬時に外国語で話せないことについて一覧表にすると更に良い会話練習ができます。
- 自分の好きな部分、嫌いな部分3つずつ
- 過去にした失敗、そこから学んだこと2つ
- 自己啓発本を読んで、実際に役立ったこと3つ
- 人間関係で不満なこと2つ
- 幸せになるためにしていること3つ
- 恋愛観について2つ
- 自分の変えたいところ3つ
パッと考えただけでも、これだけ思いつくので一覧表は無限に作れると思います。
思いつかなかったら、英語で「small talk examples」とGoogleで調べたり、日本語でも面白い質問などと検索すれば大丈夫です。
②いま夢中になっていること
写真、旅行、音楽、スポーツなど、日本語で一番話すことを元に会話を広げていくのもGOODです。中級以上のレベルにもなれば、あまり不自由することなく自分が熱中していることなら話せることができます。レッスンでの進め方は以下の方法がオススメです。
・ 質問や回答を準備する ー バスケが好きなら、バスケ用語を調べたりすると話に厚みを出すことができます。
・自分の好きなトピックについて、外国語で簡単なコンテンツを探しておく ー ブログ、ニュース、Youtubeなど。これらを講師とレッスン前に共有すれば、共通の話題を話すことができるようになります。
・本を読んだり、ドラマを観て語り合う ー 小説やTVシリーズなど、各チャプターごとに要約をすると、語彙力や表現力がめちゃめちゃ上がります。
まとめ
今までの経験を踏まえて、italkiをいろいろな角度から紹介してきました。
いくつかのポイントはitalkiでなくても使えるので、他のオンライン会話サイトで学習するときにもぜひ役立ててください。
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