ドイツの治安はどうなの?【治安が悪い地域10選+旅行での注意点を紹介】

ドイツの治安はどうなの?【治安が悪い地域10選+旅行での注意点を紹介】

こんにちは!

『るくせんブログ』運営者のLEE(@luxemblogvonlee)です。

 

ドイツへ留学や旅行をする際に気になる内の一つが治安についてですよね。

 

フランスやイギリスなどと比べて、ドイツはヨーロッパの中で比較的治安がいい国です。

ただ大都市で一番治安がいいミュンヘンでも、東京の約5倍ほど治安が悪くなっていますし、日本人はアジア人のためスリなどの標的になることが多々あります。

そのため日本にいる時と同じように行動してしまうと大変な目に合うことになります。

 

そこで今回はみなさんがドイツ留学/旅行を安心して過ごせるように

  1. 僕の経験を踏まえての留学や旅行での注意点
  2. ドイツの難民、テロなどの実情
  3. ドイツで最も治安の悪い地域を10選

を順番に紹介していきます。

ドイツ留学や旅行を考えている人はぜひ参考にしてください!

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ドイツ留学/旅行での注意点

先進国であり、ヨーロッパの中でも相対的にみて治安のいいドイツですが、犯罪発生率は日本よりも高く、人の集まる場所(空港、駅、観光地など)ではスリや置き引きが次々に発生しています。

特に白人の国で外見が目立つ日本人は、旅行者や在留邦人を問わず被害にあっています。

ただスリや置き引きなどは日本と同じ気持ちでいるから起こるだけで、あらかじめ対策をしておけば防ぐことができます。

ではドイツで起こったスリの事例を対策と共に紹介していきます。

スリの種類

ドイツの「スリ」は複数の人からなるチームで行われます。

グループ内の何人かがターゲットの注意をそらして、一人がバッグやポケットから金目になる財布などを盗って逃げていきます。

また電車のホームなどの人が集まる場所で、わざと押し合いを起こさせて財布などをすっていきます。

僕がドイツを旅行した中で、一番スリを見かけたベルリン州の警察がウェブサイト上において、実際に起きたスリの種類を公開されているので、そこに書いてある代表的なスリを5つ紹介します。

ホテルスリ(Hotel-Trick): ホテルのレストラン、朝食会場などで宿泊客がテーブルに置いている貴重品やカバンが盗まれる。またはホテル受付やロビー付近で荷物を置いている時にも取られることがあります。

エスカレータースリ(Rolltreppen-Trick): 非常ボタンを押してエスカレーターを止め、突然止まった際に犯人の仲間が荷物を盗んでいきます。

お花スリ(Blumen-Trick):道を歩いている被害者へ前触れもなしに挨拶をしたり、抱きついたりして、花を洋服に差してきます。そして被害者がビックリしている瞬間に財布などを抜き取っていきます。*花に限らず無償で何かを渡されたり、体につけられそうになったら、絶対に拒否してください。お金を要求してくるので対応が面倒くさいです。

道聞きスリ(Stadtplan-Trick):地図を目の前につきだしたり、手渡したりして、駅のホームなどにある地図を見せて被害者に道を聞いてきます。 被害者が地図に集中している間に、地図を見せてきた人の仲間がハンドバッグやショルダーバッグから財布を抜き取っていきます。

携帯電話スリ(Handydiebstahl-Trick): 犯人は特定の物を使って被害者の注意をそらし、その際にテーブルの上にある携帯電話/スマートフォンに覆いかぶさり気が付かないように盗んでいきます。*新聞や本などをスマートフォンの上に置いて、お金を要求してくると思いきや、狙いはスマホを盗むことにあるので注意してください。

参考サイト:ベルリン州警察

スリへの対策

スリから身を守るには混雑している場所では、「日本とは違う、ここはドイツ」であると常に意識してスリに気をつけることが大切です。

特に男性と違って、小さいカバンなどを下げている女性は狙われやすいため特に細心の注意を払ってください。

ただ慣れてくるとスリをしている人は感覚的に分かってきます。

まずスリを行う人は他の人と見ている箇所が違います。目線を合わせずに、カバンやポケットの辺りなどを注意深く観察しているので、意外と簡単に見分けることが可能です。

考えたら分かるとおり、白人の国で日本人が何かを聞かれたりすることは、ほとんどありません。

もし聞かれて動きを止められるようなことがあれば、それはスリの前兆だと思って身を構えて下さい。

一番近い人に道や時間を尋ねるドイツ人

日本人の友だちと話していると、「ドイツやフランスでアジア人にわざわざ道を聞いてくるのは、おかしいから用心するべき」だと意見が一致するので、何かを聞かれたら注意を払うべきだと書きました。

ただ本当に困って道や時間を聞いてくるドイツ人もいます。

これは今だに不思議なのですが、ドイツ人の方々って外見で判断せずに近くにいる人に質問をしてくるんです。

(差別的な意味ではないですが)明らかに周りに白人の人が立っているのに、隣にいるアジア人である僕に道を聞いてくることが何度もありました。

しかも英語ではなくてドイツ語で聞いてくることが多かったです。

外見でドイツ語が喋れるとか、日本語ができるとかは、今のご時世だと関係のないことなので、判断材料にしてはいけないことです。

ただ日本で道に迷ったとき、僕だったら誰に声をかけるかなと考えると、やっぱり他にアジア人がいる中で白人や黒人の方に日本語で尋ねることはしません。

(外見を差別的に見て判断している訳ではないんですが、これも差別に入るんですかね、、、)

【アドバイス】

パスポート、現金、クレジットカードなどは、外から見えるところでは持たないようにしましょう。

代わりに上着の中にある内ポケットに入れておくとGOODです。

薄着の夏場は上着などを羽織らない限り内ポケットに入れることができませんが、服の中に隠しても違和感のない、体に密着できるカバンだと盗まれません。

ドイツでは見たことないですが、フランスだとハンドバッグやショルダーバッグを前に掛けていると、無理やり手を入れている場面を見かけたので、見えないとこに隠すのが一番いい対策です。

列車内でのスリ

日本とは違いドイツでは列車内でもスリが多発しています。

先ほど書いたようにスリをする人は集団で行動しています。

列車の場合だと、駅のホームで列車に乗り込んだ直後に、集団の一人がリュックサックなどを被害者に押しつけて身動きを取れなくします。そして他の共犯者が被害者から財布を抜き取り、ドアが閉まる直前に下車し立ち去っていきます。

また列車で移動中にも、トイレへ行っている間に荷物が取られるなどの事件が起きています。

さすがにスーツケースを列車内で取られることはありませんが、移動する時はリュックなど全て持っている状態で行動してください。

あまり起きませんが、列車に乗ろうとした時に、何者かに液体をかけられ、注意をそらされた隙にバックを盗まれた事件も実際にあります。

ニセ警察官による被害

ベルリンやフランクフルト、デュッセルドルフなどの都市ではニセ警察官による被害が増えてきています。

○手口
1.旅行者になりすました人物(犯人の一味でニセ警官を本物と信じさせる担当)が地図をもって被害者に質問してくる。これに対応している時に、警察官と名乗る人が現れ、嘘の警察証明書を見せ、ニセ旅行者に質問を行う。

2.ニセ旅行者は、ニセ警察官にクレジットカードを見せて、暗証番号を話す。偽警察官は、嘘の無線機を使い確認を取るそぶりを見せる。

3.その後ニセ警察官は被害者に対しても、クレジットカードの提示を求め、暗証番号を訪ねてくる。その際に、断ると麻薬所持など適当な疑いをかけてきて、正確な番号を言わない場合は警察署へ連れて行くなどと言ってくる。

4.ニセ警察官は、無線機で先ほどのように連絡した後、カード類を返却するが、数枚だけ抜き取り、立ち去る。 

5.そのあと抜き取ったカードを不正使用する。 

対策
まず普通の警察官が、クレジットカードの提示を求めたりしません。

こういった不審な者に声をかけられたら、警察官身分証明証 (Dienstausweis)の提示を求めるか、110番通報して下さい(英語にも対応)。本物の警察官なら、110 番通報等に対し積極的に協力してくれ、またこちらが納得するまできちんと説明してくれます。

 

【オススメの情報アプリ】

海外安全アプリ(日本語)

① スマートフォンのGPS機能を利用して現在地及び周辺国・地域の危険情報(退避勧告、渡航延期勧告等)や渡航情報(スポット情報、広域情報、現地最新情報)を表示

② 気になる国・地域をお気に入りに登録することで、その国・地域に対する渡航情報が発出された場合にプッシュ通知でお知らせ

③ 各国・地域の緊急連絡先を確認することが可能

App StoreやGoogle playからダウンロード可

警告アプリ(Warn-App)「Nina」(ドイツ語)

ドイツで登録した都市を中心に自然災害や危険な事件が起きた時に情報を提供してくれる。

App StoreやGoogle playからダウンロード可

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テロはまだ起こってるの?難民は危ないの?

参考サイト

このグラフはドイツの連邦移民難民庁が出しているデータをもとに作られています。

2016年までは難民の数は増加傾向にありましたが、2016年を境にその数は減ってきており、2018年にその数は18万まで減少しました。

減った原因はいくつかありますが、2015年1月以降、フランスのパリなどでテロ事件が相次いで発生するなど、ヨーロッパ全体でテロの潜在的な脅威が高まり、難民の規制が厳しくなったのが大きな原因であると思います。

ドイツでも、2016年7月にバイエルン州でイスラム・テロが連続発生したほか、同年12月には、ベルリンで開催されていたクリスマスマーケットにトラックが突入するテロ事件が発生し、大きな被害が出ました。

同年12月には、ラインラント・プファルツ州の クリスマスマーケット等を狙った爆弾テロ未遂事件が発覚しました。

また、2015年12月31日から2016年1月1日にかけて発生した事件。

ハンブルクを含む北ドイツ地域、それに加えケルン中央駅とケルン大聖堂前広場などで、アラブ人・北アフリカ人を主体とした約1,000名によって女性に対する集団強盗・性的暴行事件が起きました。

ここ数年、ドイツで大規模のテロは起きていませんが、上記の事件などからドイツではテロがいつ起きてもおかしくない状況であることが推測できます。

最近ではクリスマスマーケットが開催される時期以外でも、警察が都市の巡回を定期的に行っていますが、それでも気を抜かずに注意をして行動する必要があります。

最低でもこの3つはドイツへ行く前におこなってください❗️

・ 旅行先/留学先に限らずドイツ全体のテロに関する情報を入手しておく。

・ 外国人が多数集まる場所やデモ等不特定多数の人が集まる場所を調べ、旅行する時は避ける。

・ 旅行先や帰宅予定時間などを職場や家族にあらかじめ伝えておく。

 

参考サイト

これはドイツ連邦刑事庁が出しているデータです。

ネイビーがセクハラなどの性的犯罪の事件数で、ブルーがその事件の中で難民を含む移民が主犯である数です。

先ほどのグラフで見せた難民の増加に比例して、難民による事件数は増えてきてます。ただ100人いて1人が犯罪者であったら、難民の絶対数が増えればその犯罪者は当然増えますよね。

そのため、難民が増えると事件は増加すると言っている人がいますが、ドイツ人であっても絶対数が増えたら犯罪者は増えると思うので、難民=犯罪という考えには必ずしも至らないのではないでしょうか。

それよりも、難民に紛れ込んでいるISのメンバーやその考えに共感する人々が難民としてドイツに入国し、テロを行うことが脅威であると僕は思います

デモ・騒乱等

ドイツでは極右によるデモが各地で行われています。

例えばライプツィッヒでは、毎週月曜日に外国人排斥のデモ活動が開催されています。デモの最中に外国人が近づくと、直接物を投げられたり暴言を吐かれたりします。

ライプツィッヒだけでなく旧東ドイツでは移民排斥のデモ活動が多く、近年は「ネオナチ」と呼ばれる極右集団が勢いを増しています。

昨年8月に難民による殺人事件が起きたザクセン州ケムニッツでは、移民反対を訴える極右活動家のデモが起き、反ナチス活動家のデモ隊と衝突する中で、関係のない一般市民もデモに交じって、右手を高く掲げるナチス式の敬礼をする男たちの姿が報道されました。(参考サイト:BBC

旧東ドイツでなく大都市のフランクフルトでも、極右によるデモ活動ではありませんが、ストライキなどのデモ活動はよく起きています。2015年3月には、ヨーロッパ各地から数万人が参加する大規模デモが発生し、暴徒化した一部の人が警察署を襲撃しパトカーを放火するなどしました。

一般的に、大都市であってもデモや大規模イベント等は平和的に行われますが、一部の参加者が暴徒と化し、暴力的行為に走ることもあるので、人だかりや騒乱状態にある場所には不用意に近づかない方がいいです。

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ドイツで治安が悪い地域10選

毎年ドイツの連邦刑事局(Bundeskriminalamt)が警察による犯罪統計を発表しています。

この犯罪統計は昨年に起きたすべての犯罪行為に関する全貌を把握することができるものです。

今回は2018年度の発表がまだ確認できないため、2017年の犯罪統計を使いました。

【犯罪行為の種類】

  • Sachbeschädigung(器物損壊)
  • Betrug(詐欺)
  • Diebstahl(窃盗)
  • Körperverleztung(傷害)
  • Einbruch(強盗)
  • その他の犯罪(殺人、強姦など)

参考サイト:Bundeskriminalamt

 

ちなみにドイツ警察によるこの犯罪統計は、犯行現場、犯行時間なども詳しく記載されてますので、ドイツ語ができる人はぜひ参考サイトで見てみてください!

今回使用した犯罪統計では200,000人以上の住民がいる大都市だけが比較されています。

以下の図が危ない地域をまとめたもので、都市の横にある数字がランキングとなっています。

第1位フランクフルト

フランクフルトはドイツで一番危険な都市です。

首都であるベルリンを抜かしトップの座につき、犯罪統計では109,458の犯罪が2017年には起きました。(前年度の順位:4位)

第2位ハノーファー

ハノーファーでは暴力事件がかなり多いです。

また他の都市に比べて危険で重度の傷害事件がたくさん確認されています。

(前年度の順位:3位)

第3位ベルリン

ベルリンは2016年度で一番危険な都市としてランクインしました。

2017年度ではフランクフルトに抜かれ、前年度より犯罪事件が8.4%も減っています。

首都であるため車両の盗難やスリがかなり多いです。

(前年度の順位:1位)

第4位ドレスデン

ドレスデンは2017年度に始めて、10位以内に入りました。

2016年度に比べて犯罪事件が33.7%も増加しています。

この急激な犯罪の増加には「Infinus AG」と呼ばれるドイツの会社の破産(金融スキャンダルによる)が関係しています。

そのため2016年度より約3倍も犯罪が増えています。

(前年度の順位:20位)

第5位ライプツィッヒ

ライプツィッヒでは窃盗がたいへん多く、全体で43,002の窃盗が2017年には起きました。

この数字はライプツィッヒで起こる他の犯罪事件よりも約50%ほど多くなっています。

(前年度の順位:2位)

第6位ハレ

ハレは日本ではあまり聞きませんが、ドイツで治安が悪い地域トップ10に入っています。

ただ2017年は2016年に比べて、約3.4%ほど犯罪事件の数が減っています。

(前年度の順位:8位)

第7位ケルン

ケルンは大都市であるため犯罪事件が毎年たくさん起きています。

2017年は2016年より犯罪の数が8,963(6.1%)も減りました。

(前年度の順位:6位)

第8位ハンブルク

第8位は北の大都市ハンブルク。

ハンブルクではスリがたいへん多いため、注意して旅行してください!

(前年度の順位:7位)

第9位フライブルク

フライブルクは青少年の犯罪に対する割合が最も多いです。

2017年にフライブルクで起きた犯罪事件の12%は、14〜18歳の若者たちにより起きた犯罪です。

(前年度の順位:11位)

第10位ブレーメン

ブレーメンは2017年は10位にランクインしました。住民一人あたりに対する窃盗の数がかなり多いです。

(前年度の順位:5位)

まとめ

ヨーロッパの中では治安がいいと言っても、日本とドイツでは勝手がまったく違います。

危ない目にあっても日本語が通じることなんてありません。

せっかくの旅行や留学が台無しにならないためにも、細心の注意を払って行動してください。