【大学生の後輩たちへ】読書をするのが苦ではなくなる本の選び方と読み方5つのコツ
- 2020.02.10
- LEEのコラム

こんにちは!
『るくせんブログ』を運営しているLEE(@luxemblogvonlee)です。
中学や高校を通して、人生の先輩方から「本をたくさん読みなさい」と言われたことある方が多いのではないでしょうか。
でもいくら本を読めと言われても、義務教育で上手な本の読み方や選び方を習った方なんて中々いないですよね。
実際に僕も本を読んだら賢くなるとか言われてきましたが、「どのようにして本を選び、どのようにして本を効率よく読むのか」を教えてくれる人はほとんどいませんでした。
「本を読むとは一人の人に会うと同じくらいの価値がある」、「大学生は読書の時間が少ないから、その中で読書をすると勝ち組になれる」など
このように読書で得られる結果だけしか教えてくれません。
そのため、いざ本を買って読もうとしたときに、多くの人が本の選び方や読み方をを知らずに始めないといけないので挫折してしまいます。
僕自身にもそんな悩みがあり、大学生になってから本を買って読み、挫折してはまた買って読みの無限ループにハマっていました。
きっと僕以外にも同じ悩みを抱えている人がいると感じたので、今回の記事ではタイトルにもある通り本の選び方と読み方のコツを5つ紹介していきます。
まずは本の選び方のコツ3つ
本を読むのが重要なことは理解しているけど、どのようにして本を選ぶのかが分からないは、多くの人にとって悩みの種だと思います。
せっかくお金を使うのなら、自分のためになる面白いと思える本を購入したいはず。
今から紹介する本の選び方のコツを参考にして、後悔のない本を選んでください!
1. 以下の4つの質問に回答して自分の好みを知ろう
①どんなジャンルの本が読みたいですか?
本のジャンルって、本屋さんや図書館を見て分かる通りたくさんあります。まずは、どのようなジャンルがあるのかを知り、読みたい本を明確にしていきましょう。
本の主なジャンルは以下の通りです。
- 文芸(文学、エッセイ、詩歌、戯曲など)
- 実用(スポーツ、健康、料理など生活に関わるもの)
- ビジネス・経営・経済(経営学や経済学または仕事に関わる本など)
- 児童書・学参(絵本、学習図鑑、学習まんがなど)
- 専門書(科学、芸術、医学などの専門的な内容)
②どんな著者が好き?
誰であっても過去に少なくとも一度は読書をしたことがあると思うので、記憶を探って自分の好みだった著者を思い出してみましょう。
過去に読んだ本以外にも他の本を出版していることがありますし、検索している際に好みの著者と同じような内容を書く新しい著者が見つかるかもしれません。
③いま読んでみたい本はありますか?
もしあるなら、大学の図書館や近所の図書館、またはインターネット上でその本の情報を探りましょう。ネットに上がっているレビューや書評を見ることで、自分に合う本なのかが分かりますよ。
④興味や趣味はなんですか?
どの図書館にも基本的には蔵書を探すことができる検索サービスがあるので、それを使い自分の興味・趣味の分野に関するワードを打ち込んでみましょう。興味・趣味の幅を広げるいい機会になりますよ。
2. 他人(友達や家族、大学の教授など)にオススメの本を聞く
今まであまり本を読んでこなかったのに、いきなり自分が面白いと思う本を見つけるのは難しいことです。
まずは自分の周りを見渡し、読書好きの友達や親戚がいたらオススメの本を聞いてみましょう。
もし読書好きの知り合いがいない場合は、大学の教授に聞くことをお勧めします。
教授たちは、大学の教授になるため相当な書籍や論文に触れてきているので、読んできた数というのは常人の比ではありません。
それに自分が専攻している学部・学科所属の教授に聞くと、専攻知識を他の人よりも深いところまで理解することが出来ます。
違う分野を読んでみたいなら、地方にある小さい本屋さんや図書館で働いている人に聞くのも効果的です。
自分がまだ出会ったことのないジャンルを紹介してくれることもありますよ。
最近ではサンクチュアリ出版が無料の選書サービスを行っていたり、有料では文喫(BUNKITSU)や七色選書(ホームページ)などが希望のテーマやジャンルに合わせて好みの本を選んでくれます。
本選びでも何でも自分より知識のある「プロ」に聞くことが大事なので、近い人なら教授に、遠い人なら選書サービスを使って本選びへの最初の一歩を踏み出しましょう!
実家に住んでいるのなら、まずは家にある本で面白そうなタイトルを選んで読むのもありです。
祖父母の家に行ったときでもいいので、少し時間をかけて本を探してみましょう。
意外と掘り出し本が見つかったりするからオススメですよ!
3. 本の書評やレビューを探す
新聞や雑誌、またはweb上に載っている書評やレビュー読んで、なぜその本が高い評価を得ているのかを見てみましょう。
ちなみに
「書評」は、主に新しく出版された書籍について内容を紹介するために客観的に論評や批評をしたものです。
「レビュー」は、読んだ本に関して主観を交えつつ、魅力を紹介するものです。(もちろん魅力だけではなく、批評もあります。)
僕の感覚だと、朝日新聞や中日新聞などに載っているのは書評で、インターネット上(アマゾンなど)にかかれているのがレビューかなと思います。
良い書評やレビューというのは、紹介された本を読んでみたくなるだけではなく、それ自体がひとつの読み物として楽しむことができます。
ただアマゾンに書かれているレビューだと本のネタバレになるくらいのレビューが書かれていることがあるので、注意が必要です。
本の選び方に慣れてきたら
他人に聞く、人が書いた書評やレビューは人の好みが入っているため、それが必ずしも自分の好みに合うとは限りません。
何の本を選んで買えばいいか分からない状態なら、上記で紹介してきた方法がピッタリです。
しかし徐々に慣れてきたら、自分で書店に足を運び興味のある書籍を選んで「目次」を読み、好みに合う書籍を探すのが面白い本を探すのに効果的です。
目次を見ると大体は、その書籍がどういう内容なのか、どういう構成で展開されているのかを理解することができます。
まえがきやあとがきを見ることも大切ですが、目次を読んで著者がどのような意図を持ってその書籍を作ったのか知ることも重要です。目次を熟読することで、著者が読者に何を伝えたいのかが分かるため、僕は「目次」を読んでその書籍を買うか決めています。
ときどきタイトルと目次をしっかりと見て自分で選んだ本なのに、「つまらない」と感じる本に出会うこともあります。
しかし「つまらない」が必ずしも役に立たないことではないので、これも「本選び」の醍醐味だと思い自分で選ぶことを大切にしています。
本の読み方のコツ2つ
読む本を選んだら、次はようやく読書の段階です。
友達や教授にオススメの本を聞いたけど、「興味のなかった分野だし、難しくて読める気がしない」と今まで読書をする経験が少なかった人はそう思うのではないでしょうか。
ようやく本を手に取ったのに、そんな感情を抱いて読書をするのが億劫になってしまっては本末転倒です。
義務教育で誰しもが本を読む方法は教えられてきても、どのようにして効率よく、なおかつ理解度があがるように読書するのかを教えられたことがある人は少ないはず。
今から紹介する2つのコツを使って、本を上手に・楽しく読んでいきましょう。
1. 著者の意図を深く知って、本の理解度をあげよう
突然ですが本を読むときって、どの順番に読み始めますか?
- 表紙や帯
- まえがきやあらすじ
- 目次
などなど
表紙や帯を少し見るだけで、目次やまえがき、あとがきなどに目を通さず、読み進める方もいると思います。
ただ読書の仕方にも、理解度を上げるための順番があり、それに従って読むと今まで苦労してきた読書も簡単になることがあります。
順番なんて知らなかった方は、以下のをぜひ参考にして読書へ挑戦してください。
1. 表紙と帯
2. 目次
3. まえがきとあとがき
最初に表紙や帯をしっかりと読むことの大切さを説明します。
僕の周りで本を普段から読む習慣がない人は、表紙や帯をしっかりと見ていません。
手にとるときにチラッと見るだけで、中身をすぐに読み始める人が大半です。
表紙や帯というのは、最近だと著者が作っているのではなく、装丁デザイナーさんによって必ず制作がなされています。
書店に並んだときに、どうしたら本を手にとってくれるか「視覚」に訴えるために、中身を見てもらえるような仕掛けが施しているのです。ただ「視覚」に訴えるだけではなく、本の内容もしっかりと要約して書いてあります。
そのため捨ててしまうことが多い帯ですが、少ないスペースに、どんな内容が書いてある本で、誰が書いたものなのか、必要な情報が盛り込まれているため、見ずに捨てるのは非常にもったいないです。
次に目を通すのが目次です。
上記で触れましたが、目次を熟読すると著者がどのような情報を盛り込んで、どのような目的でその書籍を作ったのかが分かります。
また目次にあるタイトルとそのタイトルにある内容が頭の中で結びついていると、本を再度読んだときに、タイトルを読み返すことで内容を思い出せることができます。
これによって読んだことを自分のモノにしやすくなるので、目次を熟読して理解することは大切です。
最後に「まえがき」と「あとがき」です。
「まえがき」を読むと、この書籍はどんな内容なのかを理解し、スムーズに読み進めることができます。
そして「あとがき」では、書籍のテーマや著者が伝えたいメッセージなどが書かれており、書籍を作る過程でどんなことがあったのか、どのようにしてその書籍を作ることになったのかなど、著者の本音を知ることが出来ます。
この順番で本を読み始めると、本の理解度が一気に増して、定着度も上がるので、今までとりあえず本を開いて読み始めていた人は参考にしてください。
ドイツというより海外では本の帯がついてないことが多い
これドイツへ留学したときに、意外と驚きました。表紙と帯を見て、本を手に取ることがある僕にとって、帯がないのはすごい新鮮でしたね。
「本に帯を付けるのって、日本の文化なんだ」と知ってからは、より本の帯をじっくり見る機会が多くなりました。
意外と知られていませんが、本の帯は日本独特の文化なので、ぜひ次の機会に本を買うときはじっくり読んでください!
2. 全部を最初から最後まで読む必要はない
小説などは最初から最後まで読まないと、話が理解できないことがあります。
ただその他のビジネス書や専門書は、別に始めから終わりまで読まなくても大丈夫です。
食べ放題のように自分の好きな食べ物(チャプター)だけを選んで、食べる(読む)だけでも読書をしたことになります。
必ずしも読了をすることが読書ではないんです。
僕は自分で面白いと感じた本でも、すべてのチャプターが僕の興味を引くのではないことがあります。
こんな時は普通に興味のない箇所を読まずに、興味があるチャプターだけ読んでその本を一度閉じています。
そしてまた後日、本を開いたときに、興味がなかったチャプターに触れています。
そうすると他の本に触れたり、色々な体験を日々の中でしている内に、この前は興味がなかったのに面白いと感じることがあります。
興味ないのに無理して読んでも、なかなか頭に残らないもんです。
最初は目次に目を通して、興味ある箇所だけを掻い摘むだけでOK。
時間をあけて、気が向いたときに再度手にとってみましょう!
読む体力とモチベーションを維持するために、「目次」をぱっと見て、まずは興味がある箇所だけ集中して読むことが大事です。
まとめ
僕の経験上では「読書をした方がいい」と言う人はたくさんいても、「読書をするなら、このように本を選んで読みなさい」と教えてくれる人はごく僅かでした。
上記で紹介してきたコツを参考にして、少しでも皆さんの読書へのハードルが下がることを願っています。
最後にですが読書をするのはメリットばかりです。
読書をすることで自分が持つ知識の引き出しが多くなり、今まで触れてきた中で見逃してきたことさえも、価値のあるものに変換されることがあります。
漫画やアニメ、テレビなどの娯楽だけを享受することは良くありませんが、読書によって知識が増えると、これらの娯楽からも学べることが増えてきます。(他人の考え方に触れることで、見方が変わってきます)
ぜひ読書をして、たくさんの引き出しを作り、人生を豊かにしていってください!
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