【チョコ】45種類以上を食べた僕がオススメするドイツのチョコレート10選
- 2020.01.14
- LEEのコラム

こんにちは!
『るくせんブログ』を運営しているLEE(@luxemblogvonlee)です。
いやぁドイツのチョコレートって本当に美味しいですよね。
日本とドイツのチョコレートを比較するまでは、ドイツのチョコレートが美味しいと思ったことなかったのですが、この前のクリスマスにドイツ人家族と「日本とドイツにあるチョコレートの食べ比べ」をして、初めてその美味しさに気が付きました。
ドイツのチョコレートと言ってもピンとくる方はあまり多くないかもしれませんが、ドイツに来たことがなくても「Ritter-Sport」や「Milka」などを一度は食べたことある方もいるのではないでしょうか。
上記のチョコレートはドイツや日本だけでなく、世界中でも認知度がかなり高いですが、ドイツにはまだまだ隠れた美味しいチョコレートがたくさんあります。
今回の記事では、ドイツのスーパーやデパートにあるチョコレートはほとんど食べつくしたであろう僕が、独断でドイツにあるお勧めのチョコレートメーカーを10社選びました。
ぜひ皆さんがドイツへ旅行や留学へ行った時に、スーパーに立ち寄り自分用へ、はたまたお土産用に購入してくれたら幸いです。
ドイツのチョコレートについて
チョコレートはドイツの祭日でとても重要な役割を果たしています。
イースターやクリスマスなど、ドイツ人にとって大切な祭日では必ずと言っていいほどチョコレートが出てきます。
イースターで見かける卵やウサギのお菓子はチョコレートで出来たものが沢山ありますし、アドヴェント・カレンダーでもチョコレートの入った窓が多いです。
12月6日にあるニコラウス(サンタさんのモデル)の日は、良い子にしていた子どもにニコラウスからプレゼントが渡される日です。
ドイツの子どもたちは、12月5日の夜に玄関先に色々なブーツを並べ、12月6日の朝にブーツいっぱいのお菓子を楽しみに待つのが伝統になっています。
最近では「Schokoladen Weihnachtsmann」(サンタさんの形をしたチョコレート)が人気になっており、大学生でもニコラウスの日になると玄関先にSchokoladen Weihnachtsmannを置く人がいます。
少し前の統計ですが、ドイツではチョコレートの新製品が世界で一番多く発売され、カカオの消費量もヨーロッパで1位になっていました。 ( 参考サイト: Pro Equador )
ヨーロッパでチョコレートの国といえば、ベルギーやスイスを思い浮かべる方が多いですが、意外にもドイツが1位に名乗りを上げています。
ドイツのバレンタイン
ドイツでもバレンタインデーである2月14日は、日本と同じく「Liebe」(愛)を祝う日となっています。
日本は女性が男性にチョコレートを渡しますが、ドイツでは男性がカードや花、チョコレートを贈る日です。
ドイツのバレンタインデーは主に大人の間で浸透しており、日本のように学校で意中の子にチョコレートを渡すイベントは起こりません。
ドイツのバレンタインデーのシンボルと言えば「ブタ」。
バレンタインの時期になると、なぜか「ブタ」をよく見かけるので不思議だなと感じていたのですが、ドイツ人に聞くと「ドイツではブタが豊かな食生活をもたらすことから幸運の象徴とされてきた」と言っていました。
「ブタ」以外にも「四つ葉のクローバー」の小物を贈るのがバレンタインデーでは多いです。
あとドイツのバレンタインデーで面白いなと思うのが、大きなハートの形をしているフロスティングがされたレープクーヘン。
これはクリスマスマーケットでも見かけるお菓子ですが、バレンタインデーで売られているレープクーヘンの上には「愛する人へ自分の思いを伝える言葉」が載っております。
表現は様々で、感情を直接的に「Ich liebe dich」(あなたを愛している)や可愛らしく「Bärchen」(くまちゃん)など。
ちなみにバレンタインデーは広辞苑で以下のように定義されています。
バレンタインデー【St. Valentine’s day】 2月14日。269年頃殉教死したローマの司祭、聖バレンタインの誕生日。この日に愛する人に贈り物をする。日本では1958年頃より流行し、女性から男性にチョコレートを贈る習慣がある。出典:広辞苑(第六版)
ドイツで買えるおすすめのチョコレート10選
Hachez (ハシェ)
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Hachezはドイツのブレーメンで設立された長い歴史を持つチョコレートメーカーです。
Hachezの特徴は濃厚な味や豊富な種類だけではなく、チョコレートが作られる工程にもあります。
創立者のJoseph Emil Hachezがチョコレートの製造にかなりのこだわりを持っており、それぞれのカカオ豆にかける時間は100時間に通達しています。またカカオ豆から製品ができるまで、一つの工場だけで生産がおこなわれています。
味の種類はオレンジ、レモン味など他のチョコレートメーカーにもある味から、変わり種の味であるカボチャ味など。
カカオマスの比率が33%から44%、55%、66%、77%、88%まであるので、甘いチョコが好きな人も苦いチョコが好きな人も自分の好みに合わせてチョコの味を選ぶことができます。
Sarotti (ザロッティ)
Sarottiのチョコレートは選ぶのに困るくらい種類が多いです。
高級チョコレートと呼ばれているみたいですが、板チョコの値段は€1.69でトリュフは€1.89のため、そこまで高くはありません。
板チョコも当然のことながら美味しいのですが、Sarottiの商品ではトリュフが僕のお気に入りです。
Sarottiが売っているトリュフは外側にコーティングしてあるチョコレートが少し厚くて固めになっています。
トリュフの商品はいろいろな味を詰め合わせたアソートボックスから単一の味だけのボックスなどがあり、特に赤ワイン味がオススメです。
赤ワイン味などのチョコレートリキュールは、アルコール度数がそこまで低くないため、アルコールが弱い人はアルコールなしのトリュフを試してみてください。
Lauenstein (ローエンシュタイン)
Lauensteinのトリュフは、ドイツにあるチョコレートの中でも上位ランキングに入るくらい大好物です。
ドイツ国内外から愛されている老舗の高級チョコレートブランドで、味の特徴としてはそこまで甘ったるくはなく、舌触りが良いため、世代を問わず人気を得ています。
多種多様な商品があり、特にオススメなのは16種類の味が違うトリュフが入った商品です。
商品の中身には、オレンジやレモン、ナッツ、ヨーグルトなどに加えて季節を代表した味のチョコレートが入っています。
外箱と中身の包装も綺麗にしてあるので、日本へのお土産にピッタリではないでしょうか。
僕が好きな味は、オレンジペーストが入ったトリュフと外側が硬質のダークチョコレートで覆われているトリュフです。
Yogurette (ヨグレッテ)
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Yoguretteは、苺ヨーグルト味のチョコレートが定番の商品となっています。
ブルーベリー味やパイナップル味の商品も試したことはありますが、定番の苺ヨーグルトの足元に及んでいませんでした。
苺ヨーグルト味のパッケージはピンク色で、長方形のチョコレートバーが一つの商品に10本入っています。
味の特徴としては少し酸味があり、他のチョコレート商品にはない中毒性を持っています。チョコレートバーの一つ一つが小さいため、食べようと思えば簡単に一箱食べ切れる量しか入っていません。
何の味もついてないヨーグルト味のチョコレートもオススメですよ!
Schogetten (ショゲッテン)
SchogettenはTrumpf社で作られているチョコレートシリーズです。
Schogettenはとにかく種類が豊富で、値段がお手頃のため気軽に買うことができます。
一番の特徴は原材料の一つであるミルクで、Alpenvollmilch(アルペン産のミルク)とか書かれてあるミルクチョコレートは本当に美味しく、僕のオススメでもあります。
カカオ豆ではなく「ミルク」にこだわったチョコレートを一つ選べと言われたら、Schogettenが個人的にはランキング1位ですね。
普通のミルクチョコレートから様々な味のついたミルクチョコレートがあり、珍しい味では、「マキアートラテ」、「キャラメルブラウニー」などがあります。どれも美味しいのでそれぞれ買って、ぜひ味見をしてみてください!
Heilemann (ハイレマン)
スーパーよりはデパートで見かけることの多いチョコレート「Heilemann」。
僕の留学先であるバイエルン州に会社があるので、少し贔屓をしてリストに入れました。(もちろん美味しいです。というか板チョコでは一番好き。)
デパートにあるため他に紹介したチョコレートよりも少し高いですが、Heilemannはすごいスッキリしたチョコレートです。高いと言っても定番の板チョコなら5ユーロ以上はしません。
そのためチョコレートだけどあまりくどくなく、一度にたくさん食べることができます。
Heilemannの種類は豊富で、板チョコだとバニラ風味のホワイトチョコレートがオススメ。他にもミルクチョコレートや辛めのジンジャー味やオレンジ味のついたダークチョコレート、キャラメルコーティングされたヘーゼルナッツのファインミルクチョコレートなど本当に色々とあります。
板チョコ以外の種類では「プラリネ」や手作りの中身が空いている様々な形をしたチョコレートなど。
保存料は使用しておらず、カカオ以外の原料であるミルクやバターは同じバイエルン州である「Allgäu」(アルゴイ)産を使用しています。
Weinrich (ワインリッヒ)
Weinrichは1895年に創業して以来、ドイツで不動の人気を得ている老舗のチョコレートメーカーです。
120年以上たった今も同族経営として続いており、板チョコとプラリネが定番の商品となっています。
顧客の満足度を上げるために、本当に良い原材料だけを使用し、チョコレートを作る工程にも細心の注意を払い、質の高いチョコレートを生産しているのが特徴です。
長く続く伝統と歴史に居座ることなく、120年のときが経過した現在でも常に進化をつづけ新しい商品を売っています。
WeinrichもHeilemannと同じく板チョコがオススメで、ウオッカやウイスキーのアルコールの入った商品からヘーゼルナッツやラムレーズンが入った商品などもあります。
僕のお気に入りはストロベリー味やバナナ味の板チョコです。
そのまま食べてもいいですが、温めたミルクに板チョコを入れて、ホットチョコレートとして飲むのもありです!
Veganz (ヴィーガンズ)
店に置いてある商品がすべてビーガンのスーパーマーケットである「Veganz」。
そこで売られている商品のチョコレートが美味しかったので、僕のチョコレートリストに入れました。
材料がもちろんのことながら、オーガニック(BIO)の原材料で全てのチョコレートが生産されています。
ビーガンの商品のため少し値段が高いですが、甘くて美味しく何より体に優しいです。
値が張っていても買ってしまうのは、ワッフルがチョコレートに挟まれた商品がめちゃくちゃ美味しいからです。
他のチョコレートメーカーが売っていない商品のため、ワッフルとチョコレート好きにはたまらない商品となっています。
ただベルリンやミュンヘンなどの都市にVeganzはありますが、田舎に行くと見ることがないので食べたい人は都市での旅行がオススメです。
Moser Roth (モザ ロート)
ドイツの老舗チョコレートメーカーであるMoser Rothは、1841年にMoserとRothによって創設されました。
繊細で滑らかな味わいを特徴に持ち、お手軽な値段ながら多種多様な種類の商品を取り扱っています。
ディスカウントスーパーのALDIでしか手に入れることができません。ただ基本的にALDIはVeganzと違い、どこの街にもたいていはあるスーパーなので見つけるのに苦労することはないです。
ディスカウントスーパーで売られているにしては、少し値が張っていますが、味と品質からいうと文句は言えない値段になっています。
僕のおすすめはカカオマスのパーセントが選べる「ダークチョコレート」です。
Goufrais (グフレ)
Gofraisは高級チョコレートのため値は張りますが、メルティーキッスより「とろける生チョコレート」が特徴となっています。
口の中でとろけるんですよ、本当に。天国から舞い降りたチョコレートと言っても過言ではありません。
Gofraisをこれから食べる人が僕は羨ましいです、だってあの感動にまだ出会えてないのだから。
冷蔵庫で冷やしてから食べると、なお一層口の中が喜んでくれます!
味は滑らかさが売りの生ミルクチョコレートにカカオパウダーがコーティングされており、チョコ自体の硬さはキャラメルよりは柔らかく、生クリームよりは少し固めです。
番外編:他にオススメのドイツお菓子4選
ドイツにはチョコレートだけでなく、他にも美味しいお菓子がたくさんあります。
皆さんが一度は食べたことあるであろうクマの形をしたグミ「ハリボー」はドイツが発祥です。
あとCMで有名な「ヴェルタースオリジナル」はドイツの会社から発売されています
ハリボーの「グミ」
クマの形をしたグミで有名なハリボーは、1922年にドイツの実業家であるハンス・リーゲルによって発明されました。
フルーツの味がするゼラチン状のグミはドイツ国内外でも有名となっており、今は世界中で愛されている人気の商品になってます。
ハリボーは6つの色(ホワイト、イエロー、グリーン、オレンジ、ライトレッド、ダークレッド)が主な色で、味は色ごとに変わりパイナップル、レモン、アップル、オレンジ、ストロベリー、ラズベリーです。
ちなみにHARIBOの名前の由来は、実業家のHAns・RIegelさんと会社があるBOnnの頭文字からきています。
ハリボーのグミはただ甘いだけではなく、ビタミンも入っているので普通のグミを食べまくるよりは健康です!笑
ドイツだとどこのスーパーでも売っており、その種類は上記に上げた色のグミだけではなく膨大にあります。(調べたところ、現在は200種類以上の商品が売られています。※2020年1月13日)
ヴェルタースオリジナルの「ポップコーン」
ドイツ限定?「今では私がおじいさん、孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル 」でおなじみの Welter’s original が危険なポップコーンを売り出してる。ヴェルターズオリジナルまみれのポップコーンとプレッツェル、塩気と甘さのバランスが最強。保存用ジップついてるけど使う暇なし…危険だ… pic.twitter.com/WlO8CnNErv
— みっち (@Bearchen_news) December 4, 2019
ヴェルタースオリジナルと言えば「アメ」が有名ですが、日本では発売されてない「ポップコーン」もめちゃくちゃ美味しいです。
ポップコーンの味はキャラメルで、ポップコーンだけのクラシックとプレッチェルがミックスされている商品があります。
一応ジップが付いてますが、一度食べたら止まらずに食べきることができるので、僕にはあまり役に立っていませんね笑
日本の映画館で売られているポップコーンより粒が大きく、しっかりと味がついているのでヴェルタースオリジナルの方が個人的には好きです。
アメは日本でも買えますが、ポップコーンはアメリカやドイツなどの欧米地域でし購入できないので、お土産にぜひ買ってみてください。
ライプニッツの「ビスケット」
来年で130周年を迎える、ドイツにあるお菓子会社の中でも老舗のライプニッツ。
保存料や着色料を使用していないプレミアムビスケットが定番の商品となっています。
個人的なお気に入りはビスケットにチョコレートがコーティングされているライプニッツです。(特にKAKAOKEKS MIT WEIßER SCHOKOLADEが好き)
チョコレートコーティングされているライプニッツは、日本のお菓子で例を出すとアルフォートに似ていますね。
何も味がついていないライプニッツのビスケットは、甘さ控えめで素朴な味がしていて、チョコレートが付いていなくても十分に美味しいです。
ドイツ国内で売られているクッキーの表面には「BUTTERKEKS」(バタークッキー)と書かれていますが、輸出用になると英語版の「BUTTER BISCUITS」になります。
チョコレートだと夏場だと溶けてしまう可能性があるので、何もついていないノーマルの「ビスケット」は夏場のお土産にちょうどいいのではないでしょうか。
ニーダーエッガーの「マジパン」
グミやチョコレートと並び、マジパン(またはマルチパン)もドイツでは有名なお菓子です。砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた、
マジパンの歴史は古く、ドイツに伝わってきたのは16世紀頃で、ヴェネツィアからドイツ貴族のもとへ伝わってきました。
18世紀までは、医療目的として使用されて、19世紀初期頃までは富裕層に珍味として食べられていました。
現代においてマジパンは、イースターやクリスマスのような特別なときによく食べられていますが、年中を通してもスーパーでよく見かけるお菓子となっております。
ドイツのマジパンで有名な会社は「 ニーダーエッガー (Niederegger) 」です。この会社のマジパン商品は外箱も中のマジパンも綺麗に包装がされているため、お土産にうってつけの商品となっています。
まとめ
ドイツで一度は試すべきチョコレート10選とお菓子4選を紹介してきました。
上記で紹介してきた商品は、ほとんどがお手頃な値段で買えるものとなっているので、日本へ帰った時にバラ撒くお土産としてピッタリです。
帰りの荷物が多くなってドイツで買うことが出来なかったときのために、アマゾンで買える商品もリンクと一緒に書いたので、お困りの際はぜひ。(ちなみにここだけの話ですが、僕は前回のドイツ留学で荷物が多すぎて、一部のお土産を日本のアマゾンで買いました。)
日本のデパートにもドイツの高級チョコレートは売ってたりしますが、ドイツでしか買えない種類の商品もあるので、事前にない商品を調べてからドイツに行くと新たなチョコレートに巡り会えますよ。
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