外国人の彼氏・彼女から外国語を学ぶときに大事な『4つのポイント』
- 2019.11.24
- LEEのコラム

こんにちは!
『るくせんブログ』を運営しているLEE(@luxemblogvonlee)です。
外国語を学ぶのには「外国人の恋人を作る」ことが一番だとよく聞きますが、この学習方法は色々な要素によって一番になり得るし、逆に一番効率の悪い学習方法になると思ったので、この記事でその理由を紹介していきます。
僕自身の体験談や国際恋愛をしている友人や知人を見ていると、外国語の上達速度というのは本当に両極端なんですよね。
外国人の恋人ができてから凄い語学が伸びる子もいれば、せっかく出来たのにまったく伸びない子もいました。
まぁこの学習方法に限らず、巷に溢れているのは、その学習方法で成功した人がこれはオススメと言っているだけです。
それにピタリと合う人もいれば、全然合わずにいつになっても上手にならないこと何てのもザラではありません。
なので「外国人の恋人」で語学を学習するのは数ある内の1つだと思って、今回の記事を読んで自分に合いそうだと感じた方は、ぜひ外国人の恋人を作り語学力を伸ばしていってください!
すべての外国人が母国語を教えるのが上手なわけではない
一番大事なポイントは、外国人みながしっかりとした教育のスキルを持ってないことです。
すべての日本人が細かい文法や似ている単語の小さな違いが説明できないように、外国人もそれができません。
例えば「〜たら」、「〜なら」の違いを聞かれて教えることができますか?
(例:雨が降ったらと雨が降ったなら)
僕は前に付き合っていた中国人の彼女に聞かれるまでは、考えたこともなかったです。
それに聞かれた時は違いを説明しようと考えましたが、すぐ答えることはできずググって調べました。
本当に尋ねられるまでは、無意識で正しく使い分けてたんですよ、「〜たら」、「〜なら」に違いはきちんとあるのにもかかわらず。
イギリス人と付き合っていた友達は、「during」と「while」の違いを訪ねたら、「それに違いがあることなんて考えたこともなかった」と言われたそうです。
だからその言語のネイティブスピーカーといっても、自分の言語を隅々まで知っている人なんてのは語学教師でもない限りは珍しいです。
当たり外れのあるくじではないですが、自分の分からないことを何でも教えてもらえると思わないことが大事です。
また方言などで標準の発音と違いがあるように、パートナーの出身地によっては自分の思っている発音を習うことが不可能なこともあります。
僕の友人のパートナーの中には、自分の母国語を教えようとしなかったり、教えることができない人がいました。その内1つのカップルは「全然役に立たない」と言って別れるまでに発展したので、日本人同士のカップルでは珍しい別れの原因だなと感じました。
このように自分が恋人で外国語を学習しようと思っていても、相手にはその気持ちがないことはよくあります。。
外国人の恋人ができたからといって、
「絶対に相手が語学を教えてくれたり、自分の語学が上達すると過度な期待をしないこと」
最悪の結末である別れに至らないよう一番大事なポイントとして、まず胸に留めておいてください!
あなたの語学レベルは?
外国人のパートナーから語学を勉強できる最低限のラインは、言語レベルB1(CEFR参照)に到達してからで、これに到達しない内は語学の向上があまり見込めないと思います。
理由は1つあります。
外国人の恋人を作って語学を勉強するこの方法は、基本的に自分の間違っている発音や文法を直してもらえることに焦点を当てるべきだからです。
逆に考えると実感しやすいと思うのですが、「ひらがな」や「カタカナ」なんかは別に一人でも勉強できるのに、これらを一から教えるとめちゃくちゃ時間がかかります。
ある程度は日本語を勉強していて、最低限の会話ができると間違いを日本語で指摘できますし、相手もきちんと理解ができるようになるので、余計な労力が要りません。
確かにネイティブの若者が使うスラングであったりは新しく学ぶことができますが、一から発音や文法を恋人から学ぶとなると双方に多大な労力が出てくるのは間違いなしです。
だからB1という英語だと英検2級ぐらいのレベルが最低限の目安となっています。
また労力がかかる一方で、パートナーとの会話もB1に達していないと全然面白くないです。
踏み込んだ話もできずに、挨拶だけの会話ではいい関係を維持するのが難しくなります。
外国人の彼氏/彼女と話し合ってルールを決める
自分の中でルールや目標を勝手に決めて、一方的にパートナーから語学を勉強するのはやめておきましょう。
頭ごなしに分からないことだけを聞くのは、自分にメリットがあるだけで関係が長続きしません。
語学のレベルをあげるよりは、相手のことを好きになって付き合い始めたと思うので、相手のことも考えてお互いにルールを決めましょう。
例えばカップルによりますが、1日の終わりに外国語で「その日はどうだったか」や「その日は何をしたか」を外国語で話すルールを作ると、語学の能力が早く上達します。
ルールをあまり細く設定すると、亀裂が生じるので少しゆるいものにしておきましょう。
知人の国際カップルは、どちらも語学が上級レベルに到達していたため、1日単位で話す言語を変えていました。
深夜まで話していて、日が変わると話す言語を変えたり、その日はその言語しか使ってはいけないという厳しいルールでした。そのため言語の勉強としては非常に良かったのですが、カップルとして関係を維持するのは大変だったみたいです。
夜ご飯の時だけとか、できるだけで簡単で長く続くルール作りをするのが一番いいのと僕は思います。
あと恋人同士の関係とは違い、先生と生徒である関係は特別です。
パートナーである先生が自分の文法や発音をしてくれるのに、一向に直さないと何が起こるでしょうか。
相手は「せっかく教えてくれるのに、ちっとも直さない」と失望してしまいます。
ただの恋人では、この感情は生まれませんが先生と生徒である特別な関係であるが上に、別れに繋がってしまうこともあるので注意が必要です。
他のネイティブにも自分の発音や文法をチェックしてもらうこと
付き合うと色々と慣れが生じてくるように、自分の発音や文法が間違っていてもパートナーがそれに慣れてしまうことがあります。
最初はネイティブから見て「その使い方は違うよ」と指摘してくれるのですが、慣れると間違っていても理解できるようになります。
変な文法なのに、よく間違ってしまうものだから、それに自然と慣れていって違っていても気にならなくなるんです。
そのため恋人同士ではしっかりと意思疎通ができていても、他のネイティブと話す時には通じないことがよく起こります。
これを避けるのには、恋人同士だけで会話するのではなく、恋人以外のネイティヴとも定期的に会話することが必要です。
そうすることで、第三者から見てもらう機会が増えるので、慣れによる弊害がなくなり、どのネイティブスピーカーと話してもしっかり自分の言いたいことが伝わるようになります。
おまけ:日本でも外国人に出会えるオススメのアプリ
■マッチ・ドットコム
マッチ・ドットコムはアメリカで出来たマッチングサービスで、現在は世界25カ国以上でサービス展開をしている世界最大級のマッチングサイトです。
日本版のマッチ・ドットコムでは、日本在住の外国人と出会えることができます。外国人が他のマッチングアプリより多いだけで、日本人の人とも出会うことは可能です。
ドイツ版のマッチ・ドットコムでは、もちろんドイツに住んでいるドイツ人と知り合えることができます。
ちなみにドイツ版はこんな感じ⬇︎
■HelloTalk
アプリの詳細は下記の記事に書いてあるので、参考にしてください。
■Tandem
Tandemも先ほど紹介した記事で詳しく紹介しているので、時間がある人は目を通してみてください!
まとめ
自分一人で勉強するのとは違い、外国人の恋人を作って外国語を勉強するのには必ず相手が存在します。
最初から語学目的でその人を打算で好きになった人は少ないと思いますが、きちんと自分の語学における目標や問題点を話し合って学習を続けていくことが大事です。
相手が必ずしも、語学を教えるのに積極的ではないですし、ただ一方的に教えてもらうだけでは関係を維持するのは難しいです。
上記で紹介した4つのポイントを参考にして、良き恋愛と語学の勉強を両方ともうまく続けていってください。
おさらい:4つのポイント
- 誰しもが有能な教師ではない
- 自分の語学レベルを会話ができるようになるまであげる
- 語学の目標やルールをを互いで共有する
- 他のネイティヴともしっかり話すこと
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